2012.10.28 WorldShift’12 Vol.1 イベントレポート③

ゲストお二方のご講演が終わり、お昼休憩となりました。

休憩の間も、同じグループになった参加者同士で昼食をとっていたり、
他のグループになった参加者同士でお話していたりと
とてもアットホームな雰囲気でした^^

 
なんと!中野さん、塩見さんと同じテーブルで
「対話」しながら食事されている姿も見られましたよ。

私が思うこの「WorldShift’12」というイベントの良さは
この独特の「近さ」にあると思っています。
第一線で活躍されている方々とこんな近い距離で
お話できる機会など、ほとんど無いと思います!
参加者の方々とどんなお話をされていたのでしょう?

「対話」するワークショップ

そして、休憩が終わるとワークショップの時間となりました。

今回行ったワークショップは「World Cafe」という形式でした。
「World Cafe」とは、カフェのようなリラックスした空間で、
自由にアイデアを共有する発想手法のことです。

 
今回のテーマは3つ。

「僕らはどうやって情報と向き合えばいいの?」
「自分らしいライフスタイルの築き方とは?」
「今ここから自分にできることとは?」

中野さんのご講演を通じて、情報との向き合い方について。
塩見さんのご講演を通じては、自分らしいライフスタイルについてテーマを設定しました。
床に大きな模造紙を広げ、お互いの意見を交換し合いながら
グループとしての意見をまとめるという流れでした。

 

私もワークショップに参加していたのですが、集中しはじめると
本当に時間が経つのが早い!
制限時間が無ければずっとひとつのテーマについて
話し合っていたかもしれません(笑)。

 

今、ここからできること。

そして3つめのテーマ、「今ここから自分にできることとは?」については、
模造紙全面を大きなシフトシートに見立てて、意見をまとめることになりました。

 
シフトシートとは、「何かを変えたい」という心の在り方を文字にして記す紙です。
自分の社会・生活・活動の中で、『これだけは大切にしたい』、
『これだけは変えていきたい』というものに向き合って、
シートの上段の四角には自分が考える現在の世界を、
下段の四角には自分が考えるこうしたいと言う未来の理想や社会を、
書き込んでもらうものになっています。

 

それは、世界規模で起こっている大きなことでもいいですし、
習慣となっているような身近なことでも構いません。
自分がその現状を「変えたい」と思っていることを、
そのまま言葉にして自分だけではない、誰かに伝える。
そのツールとして生まれたのが、このシフトシートなんです。

 
今回は上段の四角にはテーマである
「今ここから自分にできることとは?」を書いてもらい、
下段の四角にはグループでまとめた答えを書いてもらいました。
そして、他のグループや登壇者お二人にプレゼン!

限られた時間の中で意見をまとめるのは難しかったかもしれませんが、
各グループの「今考えられるベストな答え」はどれも素晴らしいものばかりでした。
発表が終わるごとに温かい拍手で会場はいっぱいになっていました!

グループ内で話し合い、出た答えをまとめて
他のグループにアウトプット(=プレゼン)する。

それによって、また違う発見や閃きが生まれたりして、
刺激になっていく。素敵なことだなと思いませんか?

 

登壇者お二方ができる「Shift from here」

各グループの発表を終え、次のプログラムへ。
続いては、登壇者お二方の対談です!


先程終えたばかりのプレゼンを通して、お二人から

「素敵な言葉がたくさん出てきた。
刺激になったし、参考にしたい。」

とお言葉をいただきました!
(やったね!笑)

 
中野さんは以前、塩見さんの著書を読んでいらっしゃったそうで、

「何だか不思議。こういう機会でお会いできたことも嬉しい!」

とおっしゃっていました!

 
塩見さんは、中野さんが語る「縁たーていなー」という
肩書きについて触れていました。

「これからは中野さんのように、自分の肩書きを作る時代だと思う。
自分で自分の肩書きを作ることで、世間的な位置づけが出来るのではないかと。」

今まで肩書きと聞くと、既存のものを浮かべがちでしたが、
この塩見さんの言葉、そして中野さんの考え方に触れて
肩書きは自分で作っていけるものなんだと確信しました。
ひとりひとり全く違う肩書きを持っていたら、きっと楽しいでしょうね!
そして、お二人の「Shift from here」を伺いました。

まずは塩見さんから。

「Repeat and tell other」
繰り返して、人に話すことをしたい。

綾部にある200の集落の宝物探しを、ひとりでやりたい。
宝物っていうのは、笑ってるように見えるトラクターとか、
曲がり具合が絶妙な曲り道とか、「おもしろい」と思うもの。

1集落に100個くらいの宝物があるから、合計20000個。
感受性豊かにするため、最初から最後までぶれないためにひとりで。

綾部には200の集落があるというだけでも驚きですが、
合計20000個となると想像がつきません…(笑)
でも、塩見さんのおっしゃる”「おもしろい」と思うもの”は、
意識していないだけで日常の中にたくさんあるのかもしれませんね。
そして、中野さん。

「0から1へ。」

“最初の1人”になりたい。
誰もしたことがないことを自分が先陣を切ってやりたい。

どこか自分の可能性を決めてしまっているな、と感じていて、
今までも「自分ができること」をやってしまっている。

できなかったことをやりたい。
そしてなおかつ、誰もやったことのない新しいことをやっていきたい。

何もない状態(ゼロ)から、新しく作り出して”イチ”の環境をつくるって
きっと大変だろうけど、とてもやりがいのあることなのだろうなと感じます。
個人的には「自分の可能性を決めてしまっている」という言葉が響きました。
可能性は自分で決めるものではないんだなと。

 

最後に、参加者の方一人ひとりにシフトシートを書いていただき、お開きとなりました。

公式ホームページにて、シフトスナップとして掲載させていただいています!

http://worldshift12.web.fc2.com/shiftsnap.html

 

参加者のみなさん、とてもいい笑顔をされていますよ!
ぜひご覧ください(^^)!

 

イベントが終わったあとも参加者同士でお話されていたり、
登壇者の方とお話していたりと、和気あいあいとしていました^^

↓こんな感じで

以上でVol.1のレポートとさせていただきます!
とても長い文章になってしまいましたが、当日の空気感なども
伝わっていれば嬉しいです。

 
次回は11/10(土)、同じくウエダビルさんで開催です!
ゲストはフォトジャーナリストの佐藤慧さん
greenz.jp 編集長の兼松佳宏さんをお招きします!
お二方とも関東在住の方なので、一気にお話を聞ける機会は
無いと思いますよー!ぜひこの機会に!

↓詳細はこちら!

 http://worldshift12.web.fc2.com/event.html

 
では、次回もお待ちしております(^O^)
ありがとうございました!

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