2012年12月28日も終わりましたね。
「世界を少しでも良くしよう」ってみんなで宣言してから一週間が経ち、
あとクリスマスって日から3日経ちました。
今は、いつものように夜ごはんを食べ、あまり書かない文章を書くために
手をキーボードに載せて何から書いていこうか、
寒い部屋でヒーターにスイッチを入れ、
Youtubeで銀杏BOYSの「僕たちは世界を変えることができない」の音楽を流しながら、これを書いています。
一週間前に「世界を少しでも良くしよう」って宣言したハズだけど、
僕の日常は特に大きくは変わらずいつも通り続いています。
みなさんは、「世界を少しでも良くすることができましたか?」
僕は、あまり変わりませんでした。
ただWorldShift’12を通して一つ変わったことと言えば、
「何気ない日常」が、「かけがえのない日常」に変わったことくらいです。
代表がこんなこと言ってていいのか、というと正直分かりません。
挨拶が遅くなりました。
はじめまして。
WorldShift’12学生実行委員会 代表の坂彬光です。
じゃあ、なぜ「何気ない日常」が「かけがえのない日常」に変わったのか。
それは、普段何気なく人々が交わすおしゃべり、
そのおしゃべりを通して人と出会うことで楽しい気持ちになったり、
そのおしゃべりを通して伝えることの大切さを知ったり、
あたらしい考え方を知ることに真剣になったり、
ふだん知れなかったことに気づけたり、
仲間と何かを必死になってつくることで、
何気ないことが、こんなにも大切なかけがえのないことなのかと、
思い知らされたからです。
2012年はどんな年ですか?と聞かれたら、
「僕らの世界を少しだけ良くしたいねって伝え続けた年です。」
そう、即座に答えるだろうと思います。
とカッコいいことを言いたいところなのですが、
きっと本心は「ただ、こんな弱い自分を変えたい」と思っていただけです。
「世界をちょっとだけ良くしたい。」そんなことを言い続けて、
ひとのいろいろなことやものが見てきました。
もちろん、悲しくなることもたくさんあったし、
人ってこんなものなのか悲しくなったりとか、
人に対してこんなに絶望するのかとか、先が見えなくなることとか、
たくさんありました。
でも、絶望して悲しくなるからこそ希望をみることができました。
正直この約1年はめちゃめちゃ考え続けることが大変で仕方ありませんでした。
正直つらいなって思ったことが何度もありました。
でもその先にスタッフみんなの笑顔が見えることがとてもうれしかった。
そして参加者の声が聞こえる度に背中を押されました。
そんな僕は「世界を変える」ってことをスタッフみんなに教えてもらった気がします。
OKB、やまちゃん、にしかな、まこ、ゆきちゃん、たかはっちゃん、デジ、パティ、かんな、やのっち、ペリー、もっち、さよ、ぼうちゃん、ロマエ、よりちゃん。
僕はみんなが、これから違う物語の一ページで、
どんな地図をつくっていくのか楽しみで仕方ありません。
本当にどんなことでもいいんです。
あの4日間をつくったスタッフみんながこれから誰かにとっての、
あたらしい「はじまり」をつくっていくことを。
皆大好きです。
スタッフみんな、本当にありがとう。
こんなまだ何も成し得ていない僕らですが、
ゲストの皆様に支えて頂き、このWorldShift’12があると考えております。
中野貴行さま
塩見直紀さま
兼松佳宏さま
佐藤慧さま
高田佳岳さま
西條剛央さま
左京泰明さま
安田菜津紀さま
並河進さま
本当にありがとうございました。
今後ともWorldShift’12をよろしくお願い致します。
WorldShift’12を通してかんがえてきたこと。
自分はまだまだ何もできておらず、本当にちっぽけな存在だけど、
あきらめそうになる弱さとか、ひねくれた気持ちだとか、
間違った周りへの気遣いだとか、かっこいいとか、面白いとか、
そういった表面的などうでもいいような本質的でないことを発するのは、
やめなくちゃいけないと思います。
そういうどうでもいいことをぐっと自分で噛み殺して、
本当に大事なことだけを発していくことで、
自分を変えていかなくちゃいけないと。
じゃなきゃ、その瞬間から、
身の回りの日常を変えていくことなんてできないからです。
だから盲目的で情熱的な『世界を変える』ことからはじめるのではなくて、
たくさんの考え方に触れたり、話すことから『世界が変わっていく』日常があるよってことを、僕は見せたかったのです。
きっとその方があっけないほど、
ありふれた日常がかけがえなく感じるからだと思います。
WorldShift’12
「どうする?この世界を。」
この一年間を振り返ると、
「なにげない日常」が「かかがえのない日常」に変わった気がします。
4日間の日々が、僕らの、みんなのはじまりになりますように。
どうかあの考え続けたWorldShift’12の日々、
そして瞬く間に過ぎ去った4日間、
その時のあなたが発した、
「いつかどこかのだれか」に対しての一言ではなく、
「いま、ここにいる僕ら」に向けた一言が、
世界を変えるはじまりになることを願って。
そして、その一瞬に立ち会える奇跡をかけがえのない日にして下さい。
そして、また「今日」が終わって、「明日」がはじまります。
また、「明日」が何気なくはじまってゆきます。
何気なくはじまるその「明日」があなたにとって、
あたらしい日になりますように。
そっと、僕も深呼吸。
いや、新呼吸。
坂彬光