そして、また「明日」がはじまる。

2012年12月28日も終わりましたね。

「世界を少しでも良くしよう」ってみんなで宣言してから一週間が経ち、

あとクリスマスって日から3日経ちました。

 

 

今は、いつものように夜ごはんを食べ、あまり書かない文章を書くために

手をキーボードに載せて何から書いていこうか、

寒い部屋でヒーターにスイッチを入れ、

Youtubeで銀杏BOYSの「僕たちは世界を変えることができない」の音楽を流しながら、これを書いています。

 

一週間前に「世界を少しでも良くしよう」って宣言したハズだけど、

僕の日常は特に大きくは変わらずいつも通り続いています。

 

 

みなさんは、「世界を少しでも良くすることができましたか?」

 

 

僕は、あまり変わりませんでした。

ただWorldShift’12を通して一つ変わったことと言えば、

「何気ない日常」が、「かけがえのない日常」に変わったことくらいです。

 

代表がこんなこと言ってていいのか、というと正直分かりません。

 

 

挨拶が遅くなりました。

はじめまして。

WorldShift’12学生実行委員会 代表の坂彬光です。

 

 

じゃあ、なぜ「何気ない日常」が「かけがえのない日常」に変わったのか。

 

それは、普段何気なく人々が交わすおしゃべり、

そのおしゃべりを通して人と出会うことで楽しい気持ちになったり、

そのおしゃべりを通して伝えることの大切さを知ったり、

あたらしい考え方を知ることに真剣になったり、

ふだん知れなかったことに気づけたり、

仲間と何かを必死になってつくることで、

何気ないことが、こんなにも大切なかけがえのないことなのかと、

思い知らされたからです。

 

 

2012年はどんな年ですか?と聞かれたら、

 

「僕らの世界を少しだけ良くしたいねって伝え続けた年です。」

 

そう、即座に答えるだろうと思います。

 

とカッコいいことを言いたいところなのですが、

きっと本心は「ただ、こんな弱い自分を変えたい」と思っていただけです。

 

 

「世界をちょっとだけ良くしたい。」そんなことを言い続けて、

ひとのいろいろなことやものが見てきました。

 

もちろん、悲しくなることもたくさんあったし、

人ってこんなものなのか悲しくなったりとか、

人に対してこんなに絶望するのかとか、先が見えなくなることとか、

たくさんありました。

でも、絶望して悲しくなるからこそ希望をみることができました。

 

正直この約1年はめちゃめちゃ考え続けることが大変で仕方ありませんでした。

 

正直つらいなって思ったことが何度もありました。

でもその先にスタッフみんなの笑顔が見えることがとてもうれしかった。

そして参加者の声が聞こえる度に背中を押されました。

 

 

そんな僕は「世界を変える」ってことをスタッフみんなに教えてもらった気がします。

 

OKB、やまちゃん、にしかな、まこ、ゆきちゃん、たかはっちゃん、デジ、パティ、かんな、やのっち、ペリー、もっち、さよ、ぼうちゃん、ロマエ、よりちゃん。

 

僕はみんなが、これから違う物語の一ページで、

どんな地図をつくっていくのか楽しみで仕方ありません。

本当にどんなことでもいいんです。

あの4日間をつくったスタッフみんながこれから誰かにとっての、

あたらしい「はじまり」をつくっていくことを。

皆大好きです。

 

スタッフみんな、本当にありがとう。

 

こんなまだ何も成し得ていない僕らですが、

ゲストの皆様に支えて頂き、このWorldShift’12があると考えております。

 

 

中野貴行さま

塩見直紀さま

兼松佳宏さま

佐藤慧さま

高田佳岳さま

西條剛央さま

左京泰明さま

安田菜津紀さま

並河進さま

本当にありがとうございました。

今後ともWorldShift’12をよろしくお願い致します。

WorldShift’12を通してかんがえてきたこと。

 

自分はまだまだ何もできておらず、本当にちっぽけな存在だけど、

あきらめそうになる弱さとか、ひねくれた気持ちだとか、

間違った周りへの気遣いだとか、かっこいいとか、面白いとか、

そういった表面的などうでもいいような本質的でないことを発するのは、

やめなくちゃいけないと思います。

 

そういうどうでもいいことをぐっと自分で噛み殺して、

本当に大事なことだけを発していくことで、

自分を変えていかなくちゃいけないと。

 

じゃなきゃ、その瞬間から、

身の回りの日常を変えていくことなんてできないからです。

 

 

だから盲目的で情熱的な『世界を変える』ことからはじめるのではなくて、

たくさんの考え方に触れたり、話すことから『世界が変わっていく』日常があるよってことを、僕は見せたかったのです。

 

きっとその方があっけないほど、

ありふれた日常がかけがえなく感じるからだと思います。

 

WorldShift’12

「どうする?この世界を。」

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この一年間を振り返ると、

「なにげない日常」が「かかがえのない日常」に変わった気がします。 

4日間の日々が、僕らの、みんなのはじまりになりますように。

 

どうかあの考え続けたWorldShift’12の日々、

そして瞬く間に過ぎ去った4日間、

その時のあなたが発した、

「いつかどこかのだれか」に対しての一言ではなく、

「いま、ここにいる僕ら」に向けた一言が、

世界を変えるはじまりになることを願って。

そして、その一瞬に立ち会える奇跡をかけがえのない日にして下さい。

 

 

そして、また「今日」が終わって、「明日」がはじまります。

また、「明日」が何気なくはじまってゆきます。

何気なくはじまるその「明日」があなたにとって、

あたらしい日になりますように。

そっと、僕も深呼吸。

いや、新呼吸。

 

 

 

坂彬光

WorldShift’12 Vol.4 イベントレポート④

今回の記事では、WorldShift’12 Vol.4で行われたワークショップ、及び対談の内容についてまとめたいと思います。

登壇者三名による講演が終わった後、講演内容を受けて考えたこと、感じたことをシェアし、「今ここからできること」を語り合うためのワークショップを行いました。

今回のワークショップは「プロアクションカフェ」

プロアクションカフェとは…

あらかじめ、参加者の皆さんからテーマを募り、そのテーマについて5,6人のグループに分かれ、お菓子などを食べながらリラックスした状態でおしゃべりをすることです。模造紙に気づきや、考えたことを自由に書いていきます。相手の意見を否定するのではなく、受け入れる姿勢が大切とされています。  

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今回のプロアクションカフェでは以下の10テーマが集まりました!

・「高校生の価値観を拡げるためには?」

・「今から、これからやりたいこと!」

・「若者の投票率を上げるには?」

・「今の大学に求められることとは?」

・「まちの活性化のために、今何をしたらいいのか?」

・「あなたの好きなコト、モノを社会貢献にツナげてみよう!」

・「オトナの「学割」プロジェクト」

・「改めて“東北”のことを考えよう!今、私たちにできることとは?」

・「あなたにとって「楽しさ」とは?」

・「見えない障がいをカワイくデザインするためのアイデア、求ム!」

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これらのテーマについて、参加者の皆さん、登壇者、スタッフが入り交じりながら、終始和やかなムードの中、お話しました。

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大学生や、20代の方が多かったですが、中には高校生や、学校の先生東京や名古屋からはるばる参加された方もいらっしゃいました。

普段なかなか出会わないような人たちが、一同に介して、立場や年齢を超えて「これからのこと」について話しあう、WorldShift’12ならではの「対話の場」になったのではないでしょうか。

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ワークショップの後、登壇者3名による対談行われました。 対談ではそれぞれの「これからの夢」について一言ずつ語っていただきました。

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並河進さんの夢

「もっといろんな人が関われるような広場のような仕組みをつくること」

左京泰明さんの夢

「シブヤ大学の次の段階をつくること。授業を使って、パラグライム(障がい者のロッククライミング)の支援や、中間支援の方法も新しくやっていきたい」

安田菜津紀さんの夢

「写真絵本をつくること。絵本はビジュアルで伝わるものであり、親からの読み聞かせによって、感性を受け継ぎ、愛情を受け取るもの。」

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目を輝かせながら、笑顔で自分の夢を語る登壇者の姿を見て、参加者のみなさんも笑顔の絶えない雰囲気でした。 最後に、今日感じた学び、これからやっていきたいことなどを、「未来への決意表明」としてワールドシフトシートに記入していただきました。

「」→「」

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多くの方が、今回の3名の登壇者のお話を聞いて、ワークショップで自分の考え、感じたことを発信して、「高揚感」のようなものを感じていただけたのではないかと思います。

ここで出来たつながりや、学び、ワールドシフトシートを用いて名前をつけた「これからの決意」が、よりよい未来を築いていきますように。

今回のレポートで、WorldShift’12の全レポートは終了です。

今まで読んでいただいた皆さん、ありがとうございました!

「Shift from here」

このブログを読んで、何か感じたことがあったら、ぜひとも行動に移してみてください。

過去のログを見てもきっといろんな発見があるはずです。  

「」→「」

「どうする?この世界を」

あなたはこれからどうしていきたいですか?

もしよろしければ、ぜひとも聞かせてください!

それでは!

WorldShift’12 実行委員会 一同 IMG_1493

WorldShift’12 Vol.4 イベントレポート③

今回のレポートはコピーライター 並河進さんのWorldShift712 Vol.4の講演内容のまとめです。

並河さんはWorldShift’12のテーマである「Shift from here」について「社会をちょっとよくするプロジェクトのつくりかた」という切り口からご講演していただきました。

〇並河進【なみかわすすむ】

 1973年生まれ。コピーライター。電通ソーシャル・デザイン・エンジン所属。

ユニセフ「世界手洗いの日」プロジェクトをはじめ、社会に貢献する多くのプロジェクト、企業とNPOをつなぐソーシャル・プロジェクトを数多く手掛ける。

ワールドシフト・ネットワーク・ジャパン・ク リエーティブディレクター、福井県高浜町まちづくりアドバイザーなどを務める。

2010年から上智大大学院非常勤講師。

著書に『ハッピーバースデー3.11』他。

Vol.4 3人目は並河進さん。

並河さんは電通ソーシャル・デザイン・エンジン所属のコピーライターとして活躍されています。

最近では、大晦日に行われた紅白歌合戦のコピーを考えられたとか(!)

また、並河さんはワールドシフトシート

「」→「」

を考えられた方でもあります、

そんな並河さんが掲げるシフトはこちら

「モノを売るコミュニケーション」→「社会をよくするコミュニケーション」

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並河さんは、約10年前から、少しずつ「社会をちょっとよくするプロジェクト」に携わるようになったそうです。

並河さんが最初に携わった「社会をちょっとよくするプロジェクト」は、通称「ボラドル」と呼ばれるもの。

ただのアイドルではなく、「ボランティアをするアイドル」という新しい形をつくろうと活動されました。

しかし、残念ながら時代に合わず、あまり大きなヒットはしなかったそうです…。

並河さんが「はじめて形になった」と語るプロジェクトが「ネピア 千のトイレプロジェクト」

もともと日本トイレ研究所とネピアと共同で「nepia うんち教室」という「排泄することは大切である」ということを小学生に伝える授業をされていたそうです。

排泄することは健康のバロメーターになり、食べることと同じくらい大切であるにも関わらず、「うんち」をすることに対して子どもたちは恥ずかしさを覚えたり、冷やかしたりします。

そこで、楽しみながら授業をすることで、子どもたちのうんちへの抵抗を少しでもなくそうと、教育をされていたそうです。

「うんち教室」をきっかけに、並河さんは、世界にはトイレがない不衛生な環境によって多くの子どもたちが亡くなっていることを知ったそうです。

そこで、立ち上げたのが「nepia 千のトイレプロジェクト」

内戦の傷痕が残る国「東ティモール」の子どもたちを対象に、キャンペーン中にnepiaの商品を買った売上の一部がユニセフを通し、5年間で3600を超えるトイレが作られました。

このトイレによって、数字上の死亡率も低くなり、村の雰囲気や、nepia社内の雰囲気・制度にも少しずつ影響を及ぼしていったそうです。

人の命と企業のキャンペーンをつなげて伝えること、一見何も知らない人がどこかに入って、何か動き出すことで、少しずつ変化が生まれました。

続いて、並河さんが初めて「社会のために、こんなプロジェクトがあったらいいのに」という思いから、立ち上げたプロジェクトが「ユニセフ 世界手洗いの日 プロジェクト」。

10月15日は「世界手洗いの日」。

2009年当時、日本でも新型インフルエンザが流行していたこともあり、正しい手洗いをすることが緊急に求められていました。

 「支援」と言うとどこか「一方的に何かをしてあげる」という印象を受けるかもしれません。しかし、「手洗い」は違います。

一方的ではなく、日本も世界も手洗いを通してひとつになって取り組めるのではないか。

「手をあらおう。手をつなごう。」というスローガンのもと、活動がスタートしました。

そこで作られたのが「世界手洗いダンス」

ダンスという言語を超えて伝わる方法を用いて、プロジェクトの広報を行いました。

社会貢献には当然ながら、お金も必要です。

どこかの協賛を得た状態ではなく、協力を得るために作られた企画は、6社の協賛を得ることに成功し、新聞の一面にも取り上げられました。

この企画から生まれたのが「SARAYA 100万人の手洗いプロジェクト」

10月15日の「世界手洗いの日」だけでなく、より継続的、本格的に途上国の手洗いの環境改善に取り組むべく、日本ユニセフ協会、SARAYAと共同で動き出しました。

薬用手洗い石鹸を開発し、日本の衛生環境を支えてきたSARAYAという企業。

対象商品の売上の1%からユニセフの、アフリカ・ウガンダに手洗い場をつくる活動の支援を行いました。

「世界手洗いダンス」は多くの人を巻き込み、様々な国に広がって行き、現在YouTubeの再生回数は2012年10月時点で25万回以上の再生回数を記録しているそうです。

「途上国へ行くと、多くの辛い現場を目の当たりすることも少なくないです。そこで、無力感を感じ、自分を思いつめるのではなく、自分にできることから楽しく、行動し続けていくことが大切です。」

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次に並河さんが携わったのは電通ギャルラボによる「チャリティーピンキーリング」

ソーシャルな活動をソーシャルとは離れた位置にいる人にも伝えるために結成された「電通ギャルラボ」

そこで作られた「チャリティーピンキーリング」という小指にはめるカワイイ10色のリング。「GIRL meets GIRL」をキャッチコピーに、このリングの売上はNGOジョイセフを通じて途上国の女性と妊産婦の支援に使われています。

途上国に住んでいても日本に住んでいても、女の子は女の子。同じように恋をして夢見ます。

このリングから、日本の女の子と途上国の女の子をつなげるようなウェブサイトを作ったり、記者発表としてファッションショーを開催したりしました。

現在も、このリングを通じて、「チャリティーだから」ではなく「カワイイから」という理由から若い女の子たちが社会貢献に携わり、発売後1年で3万個を売り上げています。

そして、続いて並河さんが手がけられたのがご存知「WorldShift」

ワールドシフト・ネットワーク・ジャパン代表理事の谷崎テトラさんから「WorldShift」について聞いた並河さんは、世界を一度で”Change”するのではなく、様々な垣根を超えて、個人の意識から少しずつよりよい世界に”Shift”していくという考えに深く共感したそうです。

当時の「WorldShift」には現在のようなロゴマークはありませんでした。

そこで並河さんは「WorldShift」という力強い言葉が、少しでも身近に感じてもらえるように

「」→「」

という、みんなが考える「世界がこうなったらいいのに」という思いを形にできるデザインを考えられました。

その後、ワールドシフトシートはどんどん全国に広がっていきました。

2010年から行われている、田坂広志さんや、野中ともよさんを始めとした豪華なゲストがそれぞれのシフトをもとに、未来への提言を行う「WorldShift Forum」

http://www.worldshift.jp/

2010年、関西の若者が中心となって大阪万博公園で行った「WorldShift Osaka」

2011年、同じく関西の若者が中心となり、神戸の旧小学校を会場に行った「WorldShift KOBE」

他にも、高校の授業の一環として、ワールドシフトの考え方が用いられたこともありました。

ワールドシフトシート 「」→「」

未完成なロゴマーク空欄に言葉を入れることではじめて完成します

だからこそ「みんなのもの」となり、広まっていったのではないでしょうか。」

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2011年3月11日、東日本大震災が発生しました。

未曾有の大災害、絶望が日本を包み込みました。しかし、その一方では小さないのちが生まれていました。

「ハッピーバースデイ 3.11」

震災発生の日に生まれた子どもたちを撮影し、その日のストーリーを伝えていくプロジェクトです。

「撮影をする中で、3月11日に生まれた赤ちゃんはどこか特別な赤ちゃんのようだと思い込んでいました。しかし、3月12日も3月13日も、同じようにいのちが生まれていることが素晴らしいのだと気づきました。」

このプロジェクトはムービーや、本にもなり、NHK紅白歌合戦でも取り上げられました。写真展は現在でも日本を巡回しているそうです。

最後に、並河さんが取り上げたプロジェクトが「ごしごし福島基金」

東北へボランティアに行くと、割けては通れないのは「放射線の問題」。こういった一見難しく思える問題に正面から向き合おうという思いから活動がスタートしました。

このプロジェクトは、クラウドファンディングのサイトREADYFOR?を用いてお金を集め、福島県にある、国や行政の届いていない地域に対して除染活動を行うというものです。

結果的に150万円もの資金が集まり、郡山市にある小学校のプールを除染し、プール開きも行われたそうです。

このように並河さんはたいへん多くの「社会をちょっとよくするプロジェクト」を手がけられています。

そして最後に語ったのが「社会をちょっとよくするプロジェクトのつくりかた」

①    「北風」より、「太陽」「脅迫」より、「共感」

問題を続けることはもちろん大切。しかし、そこで押し付けて、無理やり動かしてもプロジェクトは続かない。だから、「脅迫」するのではなく「共感」から自ら動いてもらうような仕組みが大切。

②    みんなが集まる広場をつくろう

いろんな人が集まって、いろんなプロジェクトを考えられるような「器の大きい広場」をつくること。

③    社会貢献社会貢献以外の入り口をつくる

「社会貢献」だと「社会貢献」一辺倒になりがち。

「チャリティーピンキーリング」のように、社会貢献に、社会貢献以外の入り口をつくることが大事。

「社会のために何かしたい!」という気持ちと「自分の好きなこと」を組み合わせてみると、きっと面白くなる。

「好きなこと」は人それぞれ。人に多面性があるようにプロジェクトにも多面性を持たせてみた方がいろんな人が参加しやすくなる。

④    個人の力を信じよう

「ごしごし福島基金」では、クラウドファンディングによって多くの個人による支援が集まった。

このように、どんどん個人の力の時代へと移行している背景がある。個人の力が集まって大きなことができる時代がくる。

だから、行動することを恐れずに、「まず動いてみる」ことが大切。

最後に、テーマである「Shift from here」について並河さんはこうまとめました。

「何か心の中に「こんなプロジェクトやりたいなあ」と思うことが少しでもあったら、実際に動き出してみること。やってみて、上手くいかなくても、きっと他のプロジェクトにもつながっていくはず。

たとえ、「今この瞬間」にスタートができなくても、心のどこかにその気持ちを持っておいて、いいタイミングが来た時にすぐに動き出せるようにしておくといい。」

並河さんのお話を聞いて感じたのが、すごくシンプルに活動されているということ。

「やりたい」という気持ちをないがしろにせず、「まず動いてみる」こと。

それが共感を呼んで、多くの人を巻き込んで、少しだけ世界を動かす。

そんな行動の積み重ねがが「社会をちょっとよくする」のだと感じました。

この記事を読んでいるあなたの好きなことはなんですか?

この世界をどうしていきたいですか?

ぜひとも考えて、周りの人に話してみましょう!

WorldShift’12 Vol.4 イベントレポート②

今回の記事は、 WorldShift’12 Vol.4での、フォトジャーナリスト 安田菜津紀さんの講演内容のまとめです。

〇安田菜津紀【やすだなつき】

studio AFTERMODE所属フォトジャーナリスト。東京都在住。
カンボジアを中心に、東南アジア、アフリカ、中東で貧困や難民の問題を取材。東日本大震災以降は陸前高田市を中心に、被災地を記録し続けている。
1987年神奈川県生まれ。25歳。
2003年 高校生として「国境なき子どもたち」と共にカンボジアを取材。
2009年 日本ドキュメンタリー写真ユースコンテスト大賞受賞。 コニカミノルタ フォト・プレミオ。
2010年 第35回「視点」特選。共著『アジア×カメラ「正解」のない旅へ』(第三書館)出版。上智大学卒業。
2011年 共著『ファインダー越しの3.11』(原書房)出版。
2012年 第8回名取洋之助写真賞受賞
http://www.yasudanatsuki.com/

安田菜津紀さんはWorldShift’12のテーマである“Shift from here”をフォトジャーナリストとして、「伝える」という観点から講演されました。

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フォトジャーナリストは各媒体に写真記事を配信する職業です。綺麗な写真を撮ることが目的ではなく、その写真に写る人たちがどのような問題を抱え、どのように生きているかを写し、発信することを目的とされています。

何かを伝える上で、安田さんが気をつけている点は、伝えっぱなしで終わるのではなく、どうすれば読者の心に届くかを常に考え続けるということ。

綺麗な「いい写真」を撮るのではなく、カメラというツールを用いて「どうしても伝えたい」という思いを届けようとする姿勢を大切にしながら活動されています。

安田さんがフォトジャーナリストの仕事を志したのは、高校時代にNPO「国境なき子どもたち」によるカンボジアでのスタディ・ツアーに参加されたことがきっかけです。

参加された理由は国際協力に興味があったからでも、人助けがしたかったからでもありませんでした。

安田さんは、中学二年生のときに父親を、中学三年生のときに兄を亡くされたそうです。当時の安田さんの心の中では

「家族ってなんだろう?」

「人と人との絆ってなんだろう?」

「どうして大事な人といられる時間は少ないのに、傷つけあってしまうんだろう?」

といった多くの疑問が渦巻いていました。

そんなときに、カンボジアでのスタディ・ツアーの話を知り、まったく違う環境で生きている同世代の人たち、例えば路上生活の若者や学校に行けない子どもたち、彼らはどんな気持ちで、誰のためにどんな風に生きているのかを知りたいと思い、ツアーに参加されました。

安田さんが現地で主に一緒に時間をすごしたのは”Trafficked Children”= 人身売買をされた子どもたち でした。

普段はとても明るく、素敵な笑顔を見せる彼ら。

しかし、一度過去のことを語りだすと表情は一変します。自分に値段をつけられ、虐待をされた彼らの多くは、家族を守るためにお金を稼ごうとしたことがきっかけであるといいます。彼らは自分自身ではなく、家族のためにたとえ自分が傷ついても体を売る。たとえ施設で保護されていても、食事がある自分ではなく、家族のことをまず考える。

そんな誰かを守るために強い意志を持って生きる人たちとの出会いを経て、帰国した安田さんは、自分自身の五感を使って感じたカンボジアの姿を世の中にシェアしたいと考えるようになりました。

そこで、出会ったのはカメラというツール。

動画や文章といった様々な方法が溢れる世の中で、写真という表現方法を選んだ理由。

それは「写真には無関心を関心にする力があるから」。

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写真は生活の至る所で見ることができます。電車の中や、レンタルビデオ屋、日常の中で目にした一枚の写真が、見た人の心を一瞬でつかむことができるかもしれない。

そんな無関心を関心に変えることができるメディアが写真であるといいます。

しかし、写真は人の命を救うことはできません。

安田さんがカンボジアに行った際に、ある男性がエイズで命を落としたそうです。ジャーナリストは医者ではありません。NGO職員のように、現地の人に寄り添って生活を支えることもできません。

安田さんは人の死に直面する度に写真の無力さを実感されたようです。

そのとき安田さんを支えたのは現地のNGO職員の言葉でした。

“安田さん、これは役割分担なんです。私たちNGO職員は子どもたちに寄り添って現地の人を支えることはできるけど、そこで何が起こっているかを発信することはできない。あなたは少なくとも現地に通い続けることはできるし、伝えることもできる。だからそれぞれができること持ち寄って、やっていけばいい。”

社会が抱える問題は、人々に認識をされない限り、問題として扱われていることがありません。しかし、多くの社会問題の当事者と呼ばれる人たちは、社会に向けて声を発信することができない状況にあります。

そこで安田さんは、そんな人々の声を伝え、問題を問題であると発信する「拡声器」のような役割を担いたいと思うようになりました。

2011年、安田さんはご結婚されました。

旦那さんは、WorldShift’12 Vol.2 登壇者の佐藤慧さん。(!)

 http://wp.me/p2NqaU-2A (佐藤慧さんのレポートはコチラ!)

3.11 東日本大震災

1年9ヶ月前、安田さんの夫である佐藤さんのご両親が暮す陸前高田市が壊滅的なダメージを受けました。

「阪神淡路大震災の800倍の規模」

速報が安田さんをぞっとさせました。

2011年3月、安田さんは一枚だけ写真を撮ったそうです。

カメラが写したのは、津波の被害にあった、かつて70000本の松が生えていた土地に残った一本の松の姿でした。

安田さんはその一本松のある風景を、「希望の象徴」のように感じ、夢中にシャッターを切ったそうです。

ある日、安田さんは被災をされた義理のお父さんに、一本松の写真を見せました。

そこで、お父さんは声を荒げながらこんなことを言われたそうです。

「どうしてこんな海の近くに近づいたんだ。君のように以前の70000本を知らない人間にとって一本松は「希望の象徴」に映るかもしれない。しかし、以前の70000本と暮らしてきた人間にとっては津波の威力を象徴するもの以外の何物でもない。」

「誰にとっての希望を唱えたかったのだろう」「誰の立場に立って何を伝えようとしたのだろう」「なんで人の声にもっと耳を傾けなかったのだろう」…

安田さんは自分の行動を恥じました。

それから1か月後、安田さんは陸前高田にある小学校の入学式の記念写真のお手伝いを担当されました。

たった二人の生徒による小さな小さな入学式でした。

この小学校の生徒は、多くの大人が津波に流されていく様を見ていることしかできない状況にあったそうです。その小学校に入学する二人の入学を祝福するため、先生や親御さんが奔走し、全国から多くの物資が集まったそうです。

「ひとりの人間がすべての役割を果たすのは不可能なのかもしれない。しかし、役割分担をして、自分のできることを持ち寄れば乗り越えられるものがある」

二人の命が教えてくれたそうです。

震災から1年9ヶ月が経ちました。

メディアでは復興は進んでいるという声が聞かれます。

しかし、まだまだ声をあげられない人たちはたくさんいます。

現地の人々が前に進もう、復興をしていこうという一方で、時間の経過と共にボランティア団体や、被災地に訪れる人の数が減少している現実があります。

牡蠣の漁を本格的に再開する人がいる一方で、港の傍らには波によって倒された防波堤がそのままの姿で残っています。

漁を再開することができない人も中にはいます。

漁に出ることができないことで、生活を立て直せない。

生活を立て直せないことで、子ども達が自由に夢を描くことができません。

子どもたちが心のなかに抱えているものが暴れだすのはこれから。

「この街の中ではまだ何も始まっていないし、何も終わっていません。私たちは何を忘れてはいけないんだろう。何を考え続けなければいけないんだろう」

 

安田さんはシフトシートにこう書かれました。

「心の種」→「行動の花」

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フォトジャーナリストは0を1にする仕事であると安田さんは語ります。

なんとなく目に止まった一枚の写真が「知らない」状態「知っている」状態へ結びつけることができます。

「写真によって心のどこかに留まった種が、行動するチャンスを見つけたとき、一歩として花開いてほしい。この話を聞いた人が自分なりに落としこみ、一緒に考えていけたらと思います。」

 

安田さんは、WorldShift’12の多くの参加者と同じくらいの世代。

話を聞くみなさんも共感するところが多かったのではないでしょうか

無関心を関心に変えること。

何かを押し付けるのではなく、写真を通して、気づきや発見といった心の種を蒔いていくこと。

安田さんの人柄と同じようにやさしくて、温かいシフトだと感じました。

現在、安田さんはカンボジアでのスタディ・ツアーを企画されています。

 http://www.yasudanatsuki.com/

高校生のころに安田さんを動かすきっかけとなったカンボジア。

興味のある方、ぜひとも参加してみてはいかがでしょうか。

安田さんのお話によって、みなさんの心に撒かれた種が、行動の花へと少しずつシフトしていきますように。

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続いて、コピーライター 並河進さんのお話です!

WorldShift’12 Vol.4 イベントレポート①

こんにちは!

いよいよこのレポートも最後となりました。

2012年も終わりますね。

みなさんの2012はどのようなものでしたか?

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さて、12月21日(金)に左京泰明さん、安田菜津紀さん、並河進さんをゲストに開催された”WorldShift’12 Vol.4 最終回”のレポートに移りたいと思います。

文章はWorldShift’12のジャンケンマスターことOKBが担当させて頂きます。

ジャンケンポン!

さて、レポートをはじめる前にVol.4が行われた2012年12月21日について、ひとこと。

2012年12月21日は、マヤ暦によると「世界が終わる日」と呼ばれていました。

私たちWorldShift’12実行委員会が平日金曜日のこの日に開催した理由も、これに由来します。

”「世界が終わる日」に新しいはじまりを見つけよう。”

”これからのことを話してみよう。”

そんな想いから2012年12月21日に開催しました。

ロマンチックでしょ?(笑)

御存知の通り、世界は終わりませんでしたが、これからのことを考えることのできる「はじまり」の場になったのではないでしょうか。

それではレポートへ。

まずは、いつものようにアイスブレイク!

「WorldShift’12」「アイスブレイク」ときたら、もう、これしかありませんね!

そうですね!

「WorldShiftじゃんけん列車」

ですね!

単なる小手先のじゃんけん列車ではなく、全身を使って行う画期的前衛的な「超じゃんけん列車」。

参加者のみなさんの熱気ものぞみ号のようなスピードで上昇していきました!

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じゃんけんで負けた人は買った人の後ろにつき、またじゃんけんをして後ろについて…という繰り返しの中で、手に汗握る攻防が繰り広げられました。

握るグーにも自ずと力が入りますね!特に「五条の乱」とでも呼ぶ決勝戦は大熱狂でした!

勝者には栄光が、敗者には温かい拍手が送られました!無形の喜び、大事です!

雰囲気もいい感じに盛りがったところで、講演へ。

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□

まずは、左京泰明さんの講演から。

〇左京泰明【さきょうやすあき】

1979年、福岡県出身。早稲田大学卒業後、住友商事株式会社に入社。 
2005年に退社後、特定非営利活動法人グリーンバードを経て、
2006年9月、特定非営利活動法人シブヤ大学を設立、現在に至る。
著書に『シブヤ大学の教科書』(シブヤ大学=編 講談社)、『働かないひと。』(弘文堂)がある。

http://www.shibuya-univ.net/

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渋谷という街をひとつのキャンパスに見立て、生涯学習事業を行うNPO「シブヤ大学」の学長を務められている左京さん。

左京さんは「ワールドシフト」=「世界を変える」という言葉を聞いた際に、少し遠く感じられたようです。

いきなり「世界を変える」とは言っても、なかなか当事者意識を持って、行動するのは難しい。

まずは社会と自分の接点を知り、日常で自分に何ができるかに気づくことが大切であるといいます。

高齢化による社会保障費の増加や、人口減少による経済規模の縮小、海外誌にも”Into the Unknown”と呼ばれるほど、混沌な時代であるとは言いますが、将来に夢を持った若者や、自分たちの世代が世の中を変えていきたいと思う若者も増えてきている事実もあります。

世の中には、「0.9の状態」「1.1の状態」が存在するそうです。

いつもよりちょっとできた状態=1.1

いつもよりできなかった状態=0.9

小さな違いではあっても、たった一年で大きな差が表れます。

「いつもよりちょっとできた状態×一年」304(1.1×360)÷「いつもよりできなかった状態×一年」0.002(0.9×360)152,000

”世の中を変えることも、コツコツと続けることで、はじめて小さな変化が生まれる。”

そんな思いをもとに左京さんは2006年からシブヤ大学の活動を続けられています。

シブヤ大学は「渋谷区の生涯学習」を変えていこう。よくある公民館のこじんまりとした集まりではなく、渋谷全体を巻き込んで、新しい生涯学習のあり方を創りだそう。という気持ちから活動がスタートしました。

現在は世代や行政・企業といった垣根を越え、800人もの「先生」、16000人もの「生徒」がサークルや授業に参加されています。

現代の社会人のライフスタイルでは、会社と自宅の行き来がメインとなり、新しい広がり=「サードコミュニティ」がなかなか築けないといった課題があります。

そこでシブヤ大学では、地域の住民とのお祭りを企業とコラボして開催するなど、「地域の人と一緒に」コミュニティづくりをされています。

渋谷区は若者が60%を占め、お年寄りの方と関わる機会がなかなかありません。

そこで、こういったコミュニティ活動を行うことで、異世代間の関わりあいが生まれます。

このように、行政だけではまかなえない部分にプラスαをすることで、様々な層の人を関わりやすくすることができ、現在では全国9都市でシブヤ大学と同じような理念、考え方を持った「大学」がコミュニティづくりを行なっています。

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左京さんは「自分の仕事を通して、社会にインパクトを残したい。」と語ります。

左京さんは「インパクト」を「井戸を掘る」ことで例えます。

”井戸を掘る→今まで水を汲みに行っていた時間を削減できる→その時間でお金を稼げる→そのお金で教育を受けられる”

もともと、大学でラグビー部に所属されていた左京さんは「やるからには勝たないと」という成果評価主義の考え方が根底にあり、「いいことをしているんだから、成果がでなくてもいい」ということではないそうです。

”渋谷に関わるすべての人とシブヤ大学が関わり、情報発信力の高い渋谷の街が、日本のすべての街のお手本となるスマートでローカルなコミュニティを目指すこと。「市民の大学」がひとつの起点となり、日本を盛り上げていきたい”

左京さんはワールドシフトシートに以下の言葉を掲げます。

「Judge」→「Decision」

Judge(判断) – テストの回答のように、正しいか間違ってるかの判断をすること。

Decision(決断) – 未来へとベクトルが向いている意思決定

左京さんは以前、住友商事株式会社に勤務されていました。

住友商事という大企業を辞め、NPOで働くということは、世間的に見ると間違った判断であるととらえる人もいるかもしれません。

しかし、左京さんの人生の中で何が正しいか間違っているかの判断は、左京さん自身が決定することです。

人生の中での選択は、メリットデメリットの比較で判断できるものではありません。その人自身が満足のいく結果を得られれば、それはその人にとっての正解になるのです。

情報を収集したり、人から話を聞くことも大切ですが、選択をするのは他でもない自分自身。

”主観的で曖昧かもしれないが、だからこそ勇気と覚悟をもって、「Decision」していく生き方こそがこれからの人生や、社会のあり方を変えていくのではないだろうか。”

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人生は選択の連続であるという話をよく聞きます。

「判断」「決断」

たった一文字の違いなのに、意思の有無でまったく異なった結果を生み出します。

「1.1の状態」「0.9の状態」。

少しの覚悟で、時間が経過するごとに大きな差が生まれます。

社会を変えるのも、自分の人生をよりよいものにするのも、まずは目の前にある選択を「Judge」するところから。

まさにWorldShift’12のテーマである「Shift from here」な内容でした!

みなさんもシブヤ大学や京都のカラスマ大学をはじめとした、お近くの大学の活動に参加してみてはいかがでしょうか。

続きまして、フォトジャーナリスト安田菜津紀さんの講演です!

WorldShift’12 Vol.3 イベントレポート②

①の続きです。
次に西條剛央さん。

早稲田大学大学院MBA専任講師「ふんばろう東日本支援プロジェクト」代表。
1974年仙台市生まれ。哲学者として「構造構成主義」というメタ理論を提唱。
2011年4月「ふんばろう東日本支援プロジェクト」を立ち上げ、35,000回以上、155,000品目もの物資を3000ケ所以上に届ける。現在は仮設住宅へのPC設置、重機免許取得支援などの自立支援に注力している。著書に「人を助けるすんごい仕組み」(ダイヤモンド社)「忘れない。」(大和書房)など。
WEB:http://fumbaro.org/
Facebookページ:https://www.facebook.com/fumbaro.org
Twitter:@saijotakeo

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西條さんが震災復興に関わろうと思った初めのきっかけは、出身が仙台だからということから。
”何か自分にできることをしたい。”
そう思って、実際に東北に足を運んでみたもの、そこで見た南北400キロの海外線は壊滅状態。それに物資もほとんど届いていない。個人の力では、復興が到底追いつかない。全国の一人ひとりの力を集めて、「大きな力」にするしかないと思い立ちます。

一旦自分のうちに帰ろうとした人たちは波に飲まれて亡くなってしまったため、生き残った人は働いたままの格好で逃げてきた人。だから、持ち物としてはほとんど何も持っていない状態だった。

支援物資や人手が足りなく、なかなか進まない復興に、怒りが湧いていたそう。
それなら全部自分でやってやる
ということで『ふんばろう東日本支援プロジェクト』を立ち上げました。

進めていく上で、各地から集めた物資を一回一回東京で集めてそれを東北に行くということはかなりの非効率。
そこでブログやTwitterを通して何がいくつ足りないのかを書くことを始め、そのまま物資を送れる人には送ってもらうようにしたそうです。(直送のほうが早いため)

送ってもらった人には、何をどのくらい送ったのかをサイトに書き込んでもらうことによって、必要十分な数の支援物資を余すことなく被災地に届けることができる。
つまり、ふんばろう東日本支援プロジェクトでは、ホームページを有効活用することによって、いつでも、どこからでも、誰でも、必要なモノを、必要な分だけ送れる仕組みをつくりました。また、アマゾンの「ほしいものリスト」機能を使って、おなじように欲しい物資を送れるようにもしました。

西條さん曰く、「ボランティア」っていう言葉には、自分を捧げるというイメージがあり、どこかハードルが高い気がしたので、企業の人でもNPOの人でも誰でも入れるようにハードルを下げ、いろんな人の力を借りれるようにました。まずは、ボランティアの数、物資を送ってくれる人の数を増やすために。

最初は2ヶ所だったのが10ヶ所に広がり、1000ヶ所、現在は3000ヶ所にも広がっているそうです。
なぜできたのかというと、『自己増殖モデル』という、勝手に真似してもらい、同じ動き方をする人を勝手に増やすという方法をとったからだそうです。

まずはふんばろうのホームページから一枚のチラシをダウンロードし、物資を届けながら届けたものをふんばろうに連絡。その場所の電話番号を伝えれば、電話を通してほしいものを聞きホームページに載せ、Twitterを使って拡散する。それによって継続的に支援し続けることができるという仕組み。

こういう物資の対応を行政がそれをやってくれればいいんだけど、組織が大きくなればなるほど、失敗したときのダメージが大きくなってしまうため、前例主義が起こり連帯責任性の強くなり、前例があるならいいけど、ないならダメだと決めつけ、新しいアイデアを組織が潰してしまう悪循環が起きてしまいます。

「それをやってうまくいく保障が絶対にあるの?失敗したらどう責任をとるの?」って言われたら、なかなか前に進めなかったり、それらを証明するのに時間がかかったりしてしまう。規則に反するって言うことだから前例がない=ルールを破る、悪いことをするかのように感じてしまう。

おかしいと思っていても、どうしたらいいかわからない。だから希望が持てない。まっとうなことがまっとうにできない。

このままではダメだと思い、
ふんばろう東日本支援プロジェクトでは、西條さんが提唱している構造構成主義を応用してそのエッセンスをちりばめました。

ーーーーーーーーーーーー

構造構成主義とは、全てに使える理論。
賛成反対には価値がある。じゃあ価値って…?ってどんどん掘り下げる。
なんでそうなるの?じゃあそうならないためにはどうすれば、どんな方法を使えばいいの?っていうのを考えるための原理が、構造構成主義。

方法の原理とは。
方法っていうのは特定の状況で何らかの目的で達成させるための手段。定義上例外はありません。
だから、どういう方法でしたらいいのかっていうのは、どういう状況でどういう目的で行えばいいのかによります。
つまり、方法の有効性というのは、「状況と目的」に応じて決まります。 例えば、穴が深いという状況があるんだったら、それを掘るためにスコップを使ったらいいし、穴が浅いんだったら、まずはシャベルで周りから削っていくとか。

方法は一般的には、「手順」とともによい方法っていうのを学び覚えていくものと思われがちですが、状況が一気に変わってしまうと、今までやっていた方法は役に立ちません。だからこそ、方法は、状況と目的に応じて考えるべきことなのです。

今の時代は変化のスピードはどんどん早くなり、状況がすぐにかわって、よかったものがよくなくなっていく。これは震災の場合にも言えます。

今まで機能していたものが全く機能しなくなったため、今までやっていた方法ではできない。
なので、ふんばろうでは、目的をぶらさず多くの人に参加してもらえるように「考える枠組み」を与えることを行ってきました。考え方を意識的に実践できるようになると、それに沿って人に伝えられるようになるからです。

ふんばろうの支援の最終目的は、なくなること
公平に配ることは手段であって、目的ではない。
支援は、やりすぎると自立することを阻害してしまうためです。

ぼくたちが考えるべき最終目的は、「幸せに生きること」

資本主義だって結局はひとつの方法でしかない。そのためのツールだということを理解していなければなりません。
民主主義もそう。やっていることは多数決で、多いほうが正当だということになっているけど、正当だという保証はどこにもないです。
どうしたらよいかは、どういう状況で、何をしたいのか(目的)、によって決まってくる。
だから、変なことはできなくなる。

「考え方がかわると行動がかわる。」

方法は定義上無限にあります。
できないということは、つまり本気でやろうとしてないということ。
方法が見つかっていないということは、つまりまだ思いついていないということ。
自分で出来ないのなら、できそうな他の人に考えてもらえばいい。

方法なんていくらでもできるし、考えられる。
1人で考えこむのでもなく、みんなで考えるのもあり。
考え方をしっかり共有して、目的をぶれないようにすることで、状況に応じて行動を柔軟に対応することができるようになるのです。

それをこれからはどんどんしていかなければいけないとおっしゃっていました。

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このあとは、お昼休憩を挟んだ後、ワークショップを行いました。

まず最初に行ったのは、ワールドカフェ。

ワールドカフェ:グループに分かれて、お菓子などを食べながら自由な空間でおしゃべりをすること。落書き、話の脱線は全然OKですが、相手の意見を否定するのは禁止です。

テーマは、「3.11から今までどのように感じ、考え、行動してきましたか?」というもの。
登壇者の2人が東北支援に関する取り組みをしていたために、今までの自分の震災への取り組みを思い出してもらおうと、このようなテーマにしました。


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2回目には、震災という話題に限らず「今自分にできることはなんですか?」というざっくりとしたテーマで話してもらいました。
次にプロアクションカフェというものを行うために、その布石として考えてもらうためです。

プロアクションカフェとは:ワールドカフェの「テーマを参加者が決めるバージョン」のようなものです。先ほど考えてもらった『自分にできること』で出た案など、参加者のみなさんから自分が深めたい話題についてテーマを出してもらいます。話し合ってもらうグループは大体4、5人で行います。

何人かに「こんなことを話したいなー」っていうテーマを挙げてもらい、出てきたテーマの中から参加者の方が自分が話したいと思うところに集まって深めていくという形のワークショップです。

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途中で、話しあう過程でこういう風に考えたらもっといろいろな考えが生まれるんじゃないかということで、西條さんが少しアイデアのふくらませ方を教えてくれました。

考え方が変わると、行動が変わる

「いいのか悪いのか」という価値の基準についての話は、おなんじようなことを話してるようで、全然違う関心ごとがあるのかもしれない。いいか悪いかの前に、関心をもってもらうためにどうすればいいのかという風に収束させていくことが考える上で重要なこと。

これによって、考え方の基盤がつくられるために、それにのっとって考えられ、アイデアが生まれやすくなる。参加者の方もなるほどとうなづきながらそれに沿って話し合っていました。

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このあとは、テーマ案を出してくれた人たちが、前後でどのようなことが変わったか、どんなアイデアが出たかのシェアをしてもらいました。

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何かがきっかけで新しい出会いが生まれ、それが今後につながっていく。
ひとりでは考えられなかったことが、誰かと考えることで、見えてきたりします。そうやって考えた後には、やっぱり「行動」することが大事。行動することで楽しみを見出すことで、それが継続につながってきます。

高田さん、西條さんの素晴らしい生き方に触れ、感じたことも多いはず。
感じたことを生かして、それを次の行動に活かせるようになれば、スタッフ一同感無量です。

今ここからできること。大きいことをいきなりするのは難しい。
小さいことから動いて進んでいけるよう、またWorldShift’12がそのキッカケになれれば嬉しいです。


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WorldShift’12 Vol.3 イベントレポート①

こんにちは!
第3回目のイベントレポートを書こうと思います!
担当はヒラノです。
今回ももちろん内容の濃いものでした。
都合で来れなかった人もぜひ、イメージをつかんでもらえれば幸いです。

まずは、アイスブレイク。
じゃんけん列車を行いました。
WorldShift’12に来てくれている人なら毎度お馴染みの、
体全体を使って行う「ワールドシフトじゃんけん」です。笑
からだを使って、他の初対面の人たちと動いて話すことで少しでも氷がほぐれればいいね、ということで大体10〜15分ぐらいやりました。
じゃんけんに負けた人は勝った人の後ろに付いて、またじゃんけんを行なって、負けた人はその後ろについて…。最後のじゃんけんで勝った人には勲章を。(賞品はありません)

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まずは、高田佳岳さん。

LIGHT UP NIPPON 発起人。1977年東京都生まれ。
震災の起きた3月11日から5ヶ月後の8月11日に、東北から北関東にかけての太平洋沿岸の複数箇所で一斉に“追悼”と“復興”の花火を打ち上げようというプロジェクトである“LIGHT UP NIPPON”を立ち上げる。
フリーダイバーとスキューバダイバーによる、海の再生プロジェクト「Sarniku Ocean Rescue Divers」や、素潜りで海に潜り、銛(水中銃)で魚を獲り、その漁獲量を競い合う競技「スピアフィッシング(Spear Fishing)」など、海の魅力を伝え、未来へ受け継いでいく活動も精力的に行っている。
WEB: lightupnippon.jp
Facebook: http://www.facebook.com/lightupnippon/
Twitter: @lightupnippon

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現在は広告代理店で営業の仕事をしている高田さん。
大学は、東京水産大学を卒業したのち、サイパンでのダイビングインストラクターになったあと、このままでは身体が持たないということで、東京の大学院の海洋研究所で勉強をすることに。そのときに、大きな被害が起きた岩手県の大槌町で生活する機会があったとのこと。勉強しながら、ふと『学者じゃ食ってけないんじゃないか?』とふと気づき、社会人の勉強をしようと思い立ち、今の職業である広告代理店に入ったそうです。

そして3月11日。
東北大震災が起きました。
こんなときに花火なんて不謹慎だと言うことで、2011年の東京の花火大会が中止になりました。
それを知った高田さんは、「何か暗くなっていた日本を明るくしたい、今やっていることがエンターテインメントを与える職業であるということを生かして、何か東北の人たちに面白いことをしたい」と思い、花火を打ち上げるということを決めました。

高田さんが立ち上げたLIGHT UP NIPPONで集められた募金額が、
2011年:7000万円
2012年:4000万円
と減少していることがわかります。

この中で一番減ったのが、「個人からの募金」
2600万円→300万円にまで減少してしまっているそうです。

2011年:10ヶ所 20000発 見た人は40000人
2012年 13ヶ所 15000発 見た人は89000人
寄付金額が減ったけど、高田さんは会場を増やすことを決めました。その代わり、見てくれてた方が2倍以上になりました。
これは、つまり地元の人たちが「自分たちのイベント」だということを受け入れて、自分たちで運営をしたことでこの数が出たんだそう。

映画LIGHT UP NIPPONでは、
最初の方に「花火はちょっと…どうなんだろう」っていう人がいたんですが、
これはほんとに少数で、むしろ東北の人は、花火をやることに積極的だったらしいんです。

逆に、被災地ではない東京の人たちは、
「花火は無理でしょ、今イベントじゃないんじゃない?それよりももっとやることがあるんじゃない?」と、反対意見を言う人が多かった。
しかし、高田さんはこう考え、行動していったたそうです。

「空気読んでやらないんだったら、空気読まないで怒られたほうがいい」

”合ってるかどうかはわからない。
でも、たまたま花火大会が中止になって、それでお金も花火も余ってる、そんな状況があってなおかつ時間もあるんだから、それを何か活用できないか。それで、花火大会を開こうと思い、東北に行った。”

エンターテインメントのような「人を明るくさせるような」何かをしたかっただけ。それで人の笑顔を作れるんだったら、それでいい。

この言葉から、高田さんの思いの強さというか、芯のぶれない真っ直ぐさが感じられて、参加者の方もうんうんうなづいていたり、すごいなーっていう顔で一生懸命高田さんの話を聞いていました。

-日本で一番辛いところで笑わせちゃえば、どこでも笑えるんじゃない?

高田さんは、花火で笑顔の連鎖を生み出したいと考えていました。

大人は我慢できるけど、子どもは苦痛を我慢出来ないし、我慢させててもいけない。こどもが笑ってくれるならば大人はついてくるだろうし、それに子どもが無邪気に笑っているのを見て大人は怒ったりしない。

こどもたちを笑わせたい。

東北に行った時に、こどもたちに自分が東北で花火をやろうと思っていることを伝えたら、目を輝かせて、「できるの?本当に花火が上がるの?」って言い寄ってきたそう。

それが、自分のやっていることは間違ってないんだということの確信につながって、成功するまで自分の信念を貫き通せたそう。

ーーーーーーーー

こういう『何かがあったらとりあえずやってみる』、っていう思考をつくったのは、 小さい頃に、たまたま海の中で見た光景に心奪われたのがきっかけ。図鑑を持って海へ行き、潜ってみて海の中を見たときに、ものすごい光景が広がっていて、図鑑に載っている魚がこんなに見ることができる!という事実に驚いたそう。

それがきっかけで海の虜になってしまい、いつも海に潜るように。
潜っているといろんな光景を見るようになって、目の前で小さな魚が大きな魚に食われていたり、海底に沈んだ魚の死体にヤドカリなどが集まっている様子を目撃したりすることがあって、目の前でいきものの食物連鎖が広がっているということを小さいながらに体感していたそうです。
つまり、その大きなサイクルの中に自分も加わっているということを実感することができたということ。

今思うと、自分たちの生活している「陸」は自然界から少し遠くなってしまっているんじゃないか?始まりは「海」なはず。

陸:人が住みやすくつくった場所。生死の危険がない。
海:自然界がそのまま残る場所。一寸先は闇。
(自然界の理を最も早く学ぶことができる場所)
海にずっといて、食物連鎖を体感する生活をしていると、最終的には生きるか死ぬかが重要になってくるそう。

そう考えると、ほとんどのことは大したことはない。

私たちは、当たり前のことを当たり前に感じてしまって、生きてるだけでラッキーなことを忘れている。

つまり、贅沢だということを、贅沢だと気付いていない

東北に1週間ホームステイして欲しい。同じ日本人が今体験していることをおんなじように体験して欲しい。この生活が同じ時代の同じ日本で起きているということを実感して欲しい。毎朝起きたら広がっているのが荒野、という現状を知ってもらいたい。

知らないと、今の贅沢さに気が付かないままに過ごしてしまうことの危うさを伝えようとしていました。

高田さんの言いたいことは、

「いいんじゃない?生きてれば。」

という視点。
そういう視点に立つことが出来れば、どこで何が怒っても、フラットな立場で物事をとらえることができるようになる。そうしていくと、そこからどうしていけばいいのかっていうのをおぼろげながら感じていけるようになる。

自分の思ったこと、感じたことを感じるままにやってみる。
多分合ってるで構わないから。
もし、間違ってたら誰かが指摘してくれるはず。

小さいことから少しずつ進んでいくことが大事。
いつかは大きいバタフライエフェクトになっていくはず!

今ある日常に感謝して、これから生きていこうと思いました。
行動していく人生をすごしていかないといけないなということを痛感しました。

次は西條剛央さんの講演です。

この世界のどこかにいるあなたへ

“この世界のどこかにいるあなたへ”

“全ての悲しみが消えるようにとか

全ての心が つながるようにとか

願うだけでは届かない想いを 叶えるために 私は進もうと思っています

新しい旅立ちは意外に簡単なことかもしれない

もしかしたら、それはもうはじまっているのかもしれない

この空がつなぐ世界で、たどり着く場所は 一緒だと信じています。“

(小学生の頃、大好きだった言葉より)

 

こんにちは。

WorldShift’12 実行委員会の大久保志朗と申します。

みんなからは、OKBだとか、OKB46だとか、呼ばれています。

某KB48との関係は一切ございません。

岐阜県下呂市生まれの21さいです。

耳かきが好きです。

さて、このブログを読んでいるみなさんは、今、何をしていますか?

僕は今、いつもの駅のいつもの五番乗り場から電車に乗り、いつものように大好きなアジカンの音楽を聴きながら大阪へと向かっています。

今日は曇り空ですが、少し青空が顔をのぞかせています。

ところで唐突ですが、みなさんに質問です。

 

「世界を変える」ってどんなことだと思いますか?

 

戦争をなくすこと?

好きな人に好きだと伝えること?

やりたいことをやりたい人とやりたいようにやっていくこと?

きっと、人類70億人それぞれの答えがあるんだろうなあ。

そういえば、こないだYouTubeで、ゴジラの動画を見ました。

ゴジラは黒くて、巨大で、口からすごいビームを発射して、街を破壊して回っていました。

あ、ぶしつけかもしれませんが、もうひとつ質問していいですか。

 

「あなたは明日、世界が終わるならどうしますか?」

 

手垢まみれの問いですねー。ぶしつけですねー。

みなさんも一度くらいは考えたことあるのではないでしょうか。

さて、どうしますか?

別の世界へ逃げ出す方法を考えますか?

残された時間を大切な人と一緒に過ごしますか?

世界を終わらせないための方法を模索しますか?

きっと、人類70億人それぞれの答えがあるんだろうなあ。

たぶんきっと、それが当たり前で、それでいいんだと思います。

 

ところで、今、世界はヤバいみたいです。

 

は?

What?

おまえは何を言っているんだ?

そう思う方もいらっしゃるかもしれません。

 

でも、ヤバいみたいなんです。

 

環境問題、溢れかえる情報、貧困、人権、復興、エネルギー問題etcetcetc…..

この「etc」はどこまで続くのでしょうか。大阪~長崎間くらいでしょうか。

どうやら気づいていないだけで、本当に多くの問題が積み重なって、絡まり合って、確かに形を成しているようです。

どうやら気づいていないだけで、僕たちは目に見えない「ゴジラ」によって、世界を破壊されているみたいなんです。

 

はて、ゴジラはどこからやってきたのでしょうか?

 

マザーテレサは言っていました「愛の反対は無関心」だと。

「知らない」「わからない」「気づいてない」「仕方ない」…

小さな「ない」が黒く変色して、ゴジラ細胞を形成、ゴジラをムキムキビルドアップさせているのかもしれません。

 

「どうする?このゴジラを。」

 

そういえば、WorldShift’12 Vol.4が行われる2012年12月21日は、マヤ暦によると「世界が終わる日」みたいです。

 

小学生の頃、ノストラダムスの預言によって世界が終わると言われていたことを思い出します。

「うそだー」とか言いながらも、すごく怖くて、クラスメイトや少年野球チームのみんな、大切な家族と会えなくなることに怯えていたことを思い出しました。僕は、少しだけドキドキしていました。

 

それでも、世界は終わりませんでした。

 

9.11

ビルに飛行機が突っ込みました。

ヤバい。

以上。

どれだけの命が奪われても、どれだけの社会的な衝撃があっても、僕にとっては他人事でした。

3.11

地震がおこりました。

ヤバい。

どうしよう。

動こう。

少し動いた。

以上。

どれだけの命が奪われても、大切な人たちが東北にいても、あの日感じた無力感を忘れがちで、相変わらず僕は何もできないでいました。

どれだけ大きな問題があっても、世界がヤバいと言われても、平和で安全な日本で、関西で、楽しい大学生活を送っている僕にとっては、やはりどこか他人事でした。

 

そんなとき、僕は「ワールドシフト」に出会いました。

 

エラくて、強大な力を持った誰かではなくて、ちっぽけだけど、それぞれの生き方と意思を持った僕たちによる、小さな小さな「やさしい革命」

 

少しだけ、胸がドキドキしたのを覚えています。

 

そして、2012年、“WorldShift’12”を開催しようと思いました。

僕がWorldShift’12でほしいものはたったひとつ。

 

「仲間」。

 

前述したように、僕たちの目の前には目に見えないゴジラが謎の熱光線を発射しているようです。

たとえ明日世界が終わるとしても、お互いの顔を思い浮かべて、気づいたら体が動いていて、地球脱出を、大切な人との楽しい時間を、地球防衛軍結成を、お互いに本気で応援できるような、そんな「仲間」をつくりたい。あと、鍋もしたい。

 

そう思ってはじめたWorldShift’12

 

「僕」はいつしか、「僕たち」になっていました。

 

「僕たちは世界を変えることができるのだろうか?」

そんなことをよく考えるけど、そんな問いかけに意味はないのかもしれない。

 

世界は今日も、今も、変わり続けている。

 

朝が昼に変わって、夜が朝に変わるように、変化は常に起こり続けているのだと思います。

大きな流れの中で、僕たちはどれだけの足あとを、可能性を、残すことができるのだろう?

どれだけの涙を流すことができるのだろう?

どれだけ笑いあうことができるのだろう?

未来も、問題意識も、夢も、希望も、目に見えないものばかりだけど、みんなと一緒に楽しんでいけたらいいな。

 

「いつかどこかの誰か」じゃない、「今ここ、この瞬間の僕たち」からできることをしていきたい。

 

そんな想いを込めて、僕はこのシフトを掲げます。

 

「俺得」→「君得」

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世界が変わる瞬間ってのは、見落としがちだけど、案外そこら辺にたくさん転がっているのかもしれない。シャボン玉のようにふわふわ浮かんでいるのかもしれない。炭酸飲料のように耐えず弾け続けているのかもしれない。

世界を変えるのは、お母さんがつくってくれたハヤシライスかもしれないし、風景画を描くおじいちゃんの背中かもしれない。フィリピンの少女がくれた笑顔かもしれないし、故郷の友達とつくった雪だるまかもしれない。

 

そんな瞬間を、留めておきたい。

 

僕の中にある小さな日々の喜びが、ほんの1mmでもあなたの心を喜ばせることにつながってほしい。

 

あなたの小さな喜びが、また別の誰かの、この世界の笑顔につながってほしい。

 

そんな願いを込めてこのシフトを掲げました。

無力感に酔うのではなく、悲しみに押しつぶされるのではなく、ささやかな感動に、仲間との祝杯に、名前のついた勇気に酔いつぶれたい。ウコンはいらない。

この世界に渦巻く巨大な悲しみも、生活の些細な悩みも、誰かと話してみることではじめて良い方向に向かうのではないでしょうか。

 

このWorldShift’12 での「対話」の中で生まれた「決意表明」が、世界を変えるための伏線になりますように。

 

 

2012年12月21日、世界が終わる日、新しいはじまりが、はじまりますように。

 

 

-最終回登壇者情報-

いよいよVol.4 最終回となりましたWorldShift’12。

最終回、とは言っても、いつもどおり、いつも以上のWorldShift’12です。

Vol.1では半農半X研究所 所長 「塩見直紀さん」元青年海外協力員 縁たーていなー 「中野貴行」さんをゲストに『ライフスタイルと情報との関わり方』を。

https://worldshift12.wordpress.com/2012/11/04/2012-10-28-worldshift12-vol-1-%E3%82%A4%E3%83%99%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%AC%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%88%E2%91%A0/

Vol.2ではgreenz.jp 編集長 「兼松佳宏」さんstudio AFTERMODE所属 ジャーナリストの佐藤慧さんをゲストに『世の中を面白くするための方法と、愛と希望について』を。

https://worldshift12.wordpress.com/2012/11/25/worldshift12-vol-2-%E3%82%A4%E3%83%99%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%AC%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%88/

Vol.3ではLIGHT UP NIPPON 発起人「高田佳岳」さんふんばろう東日本支援プロジェクト 代表 「西條剛央」さんをゲストに『復興と人を助けるすんごい仕組み』を。

http://togetter.com/li/421542

Vol.4では「コミュニケーションと今ここ、この瞬間の私たちにできること」をキーワードに開催したいと思います。

それでは以下、最強―――っにかっこいいゲストのみなさんを紹介します!

 

★並河進【 なみかわすすむ 】

 

1973年生まれ。コピーライター。電通ソーシャル・デザイン・エンジン所属。

ユニセフ「世界手洗いの日」プロジェクトをはじめ、社会に貢献する多くのプロジェクト、企業とNPOをつなぐソーシャル・プロジェクトを数多く手掛ける。ワールドシフト・ネットワーク・ジャパン・クリエーティブディレクター、福井県高浜町まちづくりアドバイザーなどを務める。

2010年から上智大大学院非常勤講師。

著書に『ハッピーバースデー3.11』他。

並河さんは電通のコピーライターとして、日々、社会をよくするためのコミュニケーションをデザインされています。

また、WorldShiftのロゴ

「」→「」

を考えられた方でもあります。

これからの社会をよりよくするために必要なコミュニケーションとはどのようなものなのでしょうか?

また、「」→「」

が今の世の中に必要である理由とは?

 

★左京泰明【 さきょうやすあき 】

 

 1979年、福岡県出身。早稲田大学卒業後、住友商事株式会社に入社。

2005年に退社後、特定非営利活動法人グリーンバードを経て、

2006年9月、特定非営利活動法人シブヤ大学を設立、現在に至る。

著書に『シブヤ大学の教科書』(シブヤ大学=編 講談社)、『働かないひと。』(弘文堂)がある。

左京さんは、渋谷という街をひとつの大きなキャンパスに見立て、生涯学習の場づくりを行うNPO「シブヤ大学」の学長としてご活躍されております。

【シブヤ大学】

http://www.shibuya-univ.net/

小林武史(音楽プロデューサー)、乙武洋匡(小学校教諭)、箭内道彦(クリエイティブディレクター)、といったメジャーな方々から、病院の緩和ケア部長さん、美術館のキュレーターさん、布団職人さん、区の清掃事務所の方、カリスマホストに芸者さんなどなど、様々な「街の先生」を呼んだ「授業」や、「ゼミ・サークル」などの活動を通して、渋谷の街から世界に向けての可能性を発信されています。

左京さんが、「場づくり」を行う理由とはなんなのでしょうか?

日々変化するこの時代、自分の意思を持って行動をするためにはどうすればいいのでしょうか?

「先生」である左京さんにぜひともヒントを教えていただきましょう!

 

★安田菜津紀【 やすだなつき 】

 

studio AFTERMODE所属フォトジャーナリスト。東京都在住。

カンボジアを中心に、東南アジア、アフリカ、中東で貧困や難民の問題を取材。東日本大震災以降は陸前高田市を中心に、被災地を記録し続けている。

1987年神奈川県生まれ。25歳。

2003年 高校生として「国境なき子どもたち」と共にカンボジアを取材。

2009年 日本ドキュメンタリー写真ユースコンテスト大賞受賞。 コニカミノルタ フォト・プレミオ。

2010年 第35回「視点」特選。共著『アジア×カメラ「正解」のない旅へ』(第三書館)出版。上智大学卒業。

2011年 共著『ファインダー越しの3.11』(原書房)出版。

2012年 第8回名取洋之助写真賞受賞

安田さんは海外の発展途上国や被災地を中心に、フォトジャーナリストとして、活動されています。

WorldShift’12にいらっしゃる多くの参加者の方と同じ「若者世代」でありながらも、ファインダー越しに、世界の「今」を見つめ、記録されています。

「いつも心にお陽さまを」

安田さんが写真を通して伝えたいメッセージとは?

同じ時代に生きる若者として、私たちが「今ここから」できることはなんなのでしょうか?

WorldShift’12 Vol.4を通してみなさんの心に、あたたかな笑顔の種が撒かれますように。

 

-日時-

2012年12月21日(金)

16:00~21:00(予定)

-場所-

㈱ウエダビル本社南ビル地下1F

〒600-8191 京都府京都市下京区五条高倉角堺町21番地

(京都市営地下鉄五条駅より徒歩5分)

-チケット料金-

学生 前売り1500円/当日2000円

一般 前売り2500円/当日3000円

-参加お申込み-

https://docs.google.com/spreadsheet/viewform?formkey=dDR2SXBFUlJrYk9BUzRCNkUxbVJfWWc6MQ

-お問い合わせ-

worldshift12@gmail.com

-イベント情報-

HP :      http://worldshift12.web.fc2.com/index.html

facebook : http://www.facebook.com/events/244864712305789/

ここまで読んでいただき、本当にありがとうございました。

世界のどこかで会いましょう。

そしゃ(故郷の言葉で「それじゃあ」の意)

OKB

shiftfromhere

時の流れに身を任せ・・・

 

「よいお年を」

 

 

別れ際のこのあいさつを先日聞いて,僕はもうそんな時期か・・・

と思ってしまいました。

気づけば師走も後半にさしかかっていて・・・・

 

 

そこでふと気づく。

 

 

おいおい早過ぎやろ!!!!   と。

いくらなんでも走り去りすぎやろ!!!!   と。

 

 

そう思った今日この頃。

 

はい,どうも。はじめまして。

WEBのスタッフページで唯一,スーツ姿でシフトシートを構えている奴です。

 

関西学院大学人間福祉学部社会福祉学科4回生の「まこ」

こと,大野真(オオノマコト)です。

この後登場するOKBことオオクボシロウと同じ誕生日でおなじみです。

 

 

やはり時間が経つのもあっという間。

僕自身,WorldShiftはOSAKAの時から参加者という立場で参加していて。

もうそれから早2年。

 

代表からの 「まこの力貸してくれへん?」

この一言をきっかけに

今は自分がWorldShift2012の企画者の一員としてこの対話の場を企画している。

 

すごい巡り合わせやな。と改めて実感しています。

 

でもその巡り合わせも,全て最初は出会いから生まれているんですよね。

他人との出会いによって生まれる未知との遭遇や,価値観の交錯によって自分自身の考えや価値観が再構築されていく。

 

だから僕は出会いの力って本当にすごいなって思うんですよ。

僕のシフトシートに書いてある

 

【空】

【質】

 

このシフトもたくさんの出会いによって考えられたもので。

 

僕の周りに本気でこの世界を変えようと,自ら様々なアクションを起こしている人がいる。

なら,自分はどうなの?アクション起こせてる??

と自身に問いかけたシフトです。

 

 

 

「どうする?この世界を。」

 

この問いかけから導き出される答えは人それぞれ。

 

だからこそ,出会いは新しい刺激に充ち溢れているし,面白い。

 

これから出会う人達はどんな人達なんだろう。。。

 

そんな出会いにわくわくしながら企画しています。

 

ぜひ会場に来られた際は話しかけて下さいね。

 

そして「コミュニケーション」とは何かを考えながら

 

「対話」という素敵な時間を共有しましょう。

 

 

最終回登壇者情報

★並河進【 なみかわすすむ 】
1973年生まれ。コピーライター。電通ソーシャル・デザイン・エンジン所属。
ユニセフ「世界手洗いの日」プロジェクトをはじめ、社会に貢献する多くのプロジェクト、企業とNPOをつなぐソーシャル・プロジェクトを数多く手掛ける。ワールドシフト・ネットワーク・ジャパン・ク リエーティブディレクター、福井県高浜町まちづくりアドバイザーなどを務める。
2010年から上智大大学院非常勤講師。
著書に『ハッピーバースデー3.11』他。

★左京泰明【 さきょうやすあき 】
1979年、福岡県出身。早稲田大学卒業後、住友商事株式会社に入社。
2005年に退社後、特定非営利活動法人グリーンバードを経て、
2006年9月、特定非営利活動法人シブヤ大学を設立、現在に至る。
著書に『シブヤ大学の教科書』(シブヤ大学=編 講談社)、『働かないひと。』(弘文堂)がある。

★安田菜津紀【 やすだなつき 】
studio AFTERMODE所属フォトジャーナリスト。東京都在住。
カンボジアを中心に、東南アジア、アフリカ、中東で貧困や難民の問題を取材。東日本大震災以降は陸前高田市を中心に、被災地を記録し続けている。
1987年神奈川県生まれ。25歳。
2003年 高校生として「国境なき子どもたち」と共にカンボジアを取材。
2009年 日本ドキュメンタリー写真ユースコンテスト大賞受賞。 コニカミノルタ フォト・プレミオ。
2010年 第35回「視点」特選。共著『アジア×カメラ「正解」のない旅へ』(第三書館)出版。上智大学卒業。
2011年 共著『ファインダー越しの3.11』(原書房)出版。
2012年 第8回名取洋之助写真賞受賞

日時
2012年12月21日(金)
16:00~21:00(予定)

場所
㈱ウエダビル本社南ビル地下1F
〒600-8191 京都府京都市下京区五条高倉角堺町21番地
(京都市営地下鉄五条駅より徒歩5分)

チケット料金
学生 前売り1500円/当日2000円
一般 前売り2500円/当日3000円

参加お申込み
https://docs.google.com/spreadsheet/viewform?formkey=dDR2SXBFUlJrYk9BUzRCNkUxbVJfWWc6MQ

お問い合わせ
worldshift12@gmail.com

イベント情報
HP :      http://worldshift12.web.fc2.com/index.html
facebook : http://www.facebook.com/events/244864712305789/

 

 

 

本当にわくわくが止まらない。

さて,今回はどんな未知との出会いがあるんだろう。

 

では,また会場で。

 

関西学院大学4回 大野真(まこ)

Twitter:mako030113

1年前に感じた予感がいまきてる

画像

みんなが呼ぶ「 ゆきちゃーん 」とは私のこと

はじめまして。

大阪デザイナー専門学校2年の伊勢ゆきこです。

WorldShift’12きっての鬼デザイナーにしかなと学校、学科が同じです。

 

「なんでもいいから知らない世界に関わりたかった」

「 WorldShift 」自体は二年前のOSAKAのときに知っていて、

行きたい!と思っていたのですが

当時高校生だったので入試試験があったため行く事ができず

半年後、偶然にも代表の方から「 一緒にスタッフせぇへん? 」と言われ

「 やる 」の二つ返事で昨年の5月ごろからWorldShitKOBEのスタッフをしていました。

スタッフになった理由は「 世界を変える 」と言ってのけた代表に

「 あーもう絶対おもしろいことになる 」と確信したからです。

その流れでWorldShift’12のクリエイティブに関わらせて頂いてます。

私のWorldShiftは「 足 」→「 満 」です。

 

「 足→満によって生まれるものとは 」

クリエイティブな業界で生きていこーと決めているので

モノゴトのすべての送り手受け手の心が満足するようなサービス、商品で世界が循環すること

というのを「 足 」→「 満 」の言葉に込めました。

ただ足りている状態から満足になることから

心に「余裕」が生まれて、人を優しく思いやったり、さらに+α何かできるんじゃないかなぁと

私は思います。

それから、WorldShiftKOBE,WrldShift’12を通して登壇者の話を聞いて私が感じたのは

抽象的な言葉になりますが、「 いらないものは捨てて核になる部分を磨くこと 」でした。

 

●いち地球の住人として●

非効率な行動を改める。

○これからのクリエイターとして○

制作において妥協しない。

 

これが私のShift from hereではないでしょうか。

今この瞬間からもShiftは始まっていくでしょう!

 

ひとりで社会の問題に立ち向かうのは怖いけれど、

私たちは言葉を有していて共感したり、応援しあったりできるから

今ある問題に目をむけて、ちゃんと自分で納得してみんなで次に進んでいきたいです。

WorldShift’12 vol.04の参加お申し込みはこちらから
https://docs.google.com/spreadsheet/viewform?formkey=dDR2SXBFUlJrYk9BUzRCNkUxbVJfWWc6MQ

-最終回登壇者情報-

★並河進【 なみかわすすむ 】
1973年生まれ。コピーライター。電通ソーシャル・デザイン・エンジ ン所属。
ユニセフ「世界手洗いの日」プロジェクトをはじめ、社会に貢献する多くのプロジェクト、企業とNPOをつなぐソーシャル・プロジェ
クトを数多く手掛ける。ワールドシフト・ネットワーク・ジャパン・ク リエーティブディレクター、福井県高浜町まちづくりアドバイザーなどを務める。
2010年から上智大大学院非常勤講師。
著書に『ハッピーバースデー3.11』他。

★左京泰明【 さきょうやすあき 】
1979年、福岡県出身。早稲田大学卒業後、住友商事株式会社に入社。
2005年に退社後、特定非営利活動法人グリーンバードを経て、
2006年9月、特定非営利活動法人シブヤ大学を設立、現在に至る。
著書に『シブヤ大学の教科書』(シブヤ大学=編 講談社)、『働かないひと。』(弘文堂)がある。

★安田菜津紀【 やすだなつき 】
studio AFTERMODE所属フォトジャーナリスト。東京都在住。
カンボジアを中心に、東南アジア、アフリカ、中東で貧困や難民の問題を取材。東日本大震災以降は陸前高田市を中心に、被災地を記録し続けている。
1987年神奈川県生まれ。25歳。
2003年 高校生として「国境なき子どもたち」と共にカンボジアを取材。
2009年 日本ドキュメンタリー写真ユースコンテスト大賞受賞。 コニカミノルタ フォト・プレミオ。
2010年 第35回「視点」特選。共著『アジア×カメラ「正解」のない旅へ』(第三書館)出版。上智大学卒業。
2011年 共著『ファインダー越しの3.11』(原書房)出版。
2012年 第8回名取洋之助写真賞受賞

-日時-
2012年12月21日(金)
16:00~21:00(予定)

-場所-
㈱ウエダビル本社南ビル地下1F
〒600-8191 京都府京都市下京区五条高倉角堺町21番地
(京都市営地下鉄五条駅より徒歩5分)

-チケット料金
学生 前売り1500円/当日2000円
一般 前売り2500円/当日3000円

-参加お申込み-
https://docs.google.com/spreadsheet/viewform?formkey=dDR2SXBFUlJrYk9BUzRCNkUxbVJfWWc6MQ

-お問い合わせ-
worldshift12@gmail.com

-イベント情報-
HP :      http://worldshift12.web.fc2.com/index.html
facebook : http://www.facebook.com/events/244864712305789/

 最後に

1年前に確信した「 あーもう絶対おもしろいことになる! 」は予想的中でした。

 

ゆき